「専門職」の外国人を単純労働に派遣 容疑で会社役員ら逮捕 京都府警【京都新聞2021年10月15日】

京都府警

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エンジニアなどの専門職として働く名目で在留資格を取得して入国したベトナム人を単純労働の現場に派遣したとして、京都府警組対1課と南署などは13日、入管難民法違反(不法就労あっせん)容疑で、ともに職業紹介会社役員の50代と40代の男ら3人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。府警は役員の男2人が外国人労働者を違法に派遣するブローカーとみている。

捜査関係者によると、単純労働の現場に派遣されたベトナム人は「技術・人文知識・国際業務(技人国)」の在留資格で入国していた。技人国は通訳やデザイナーなど、対象職種が幅広いことから、不法就労の「抜け道」に使われる問題が指摘されている。

逮捕された3人は、共謀して2019年7~9月、技人国の資格で入国したベトナム国籍の男性2人を、資格では認められていない単純労働をさせる目的で、京都市南区の建設会社にあっせんした疑いがもたれている。

捜査関係者の説明では、ベトナム人は図面設計などの業務に従事すると大阪出入国在留管理局に申請して技人国の資格を得たが、実際には資材運搬などの仕事をしていた。建設会社から職業紹介会社の役員らにはベトナム人1人当たり数十万円が支払われたという。

役員の男らはベトナムにいるブローカーと連絡を取って日本での就労希望者を募っていたとみられ、人手不足に悩む関西の建設会社など数十社に対して外国人労働者を紹介していた可能性があるという。

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エンジニアなどの専門職として働く名目で在留資格を取得して入国したベトナム人を単純労働の現場に派遣したとして、京都府警組対…