外国人の介護力向上支援 医療福祉専門学校(滑川)【北日本新聞社2021年8月3日】

富山県滑川市柳原の富山医療福祉専門学校介護福祉学科は3日、「技能実習」や「特定技能」の在留資格で市内の介護施設に勤務する外国人の研修を始めた。施設から実技指導の依頼を受けたもので、実践的な技術やコミュニケーション能力の向上を後押しする。 (久保智洋)

介護分野における技能実習と特定技能の在留資格は、42時間の介護導入講習やパソコンを使った技能評価試験を受けることで就労可能となる。ただ座学が中心のため、実技経験は不足している。介護技術を習得してもらおうと、勤務先の施設が実技研修を行っているが、慢性的な人手不足により負担は大きいという。

研修に参加するのは、滑川市吉浦の特別養護老人ホーム「カモメ荘」で働く中国とベトナムの男女10人。2グループに分かれ、8月中に計4日間受講する。

この日は6人が、教員から「寝返り」「起き上がり」といった用語を学び、介護ベッドの操作方法やベッドから車いすへの移乗の仕方を教わった。中国出身の史亜萍(シアヘイ)さん(29)は「利用者にとって一番楽な姿勢で介護ができる技術を身に付けたい」と意気込んだ。

同校としても、今回の研修は、長年蓄積したノウハウを外国人のために生かすことができるまたとない機会。介護福祉学科の奥野勝太学科長は「まずはモデル事業として始め、さらなるニーズがあれば応えていく。地域の介護現場をサポートしていきたい」と話した。

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