学んだ技術 母国で生かす 八尾で勤務ベトナム人実習生が旋盤の国家検定合格【北日本新聞4月6日】

富山市八尾町西神通の村山製作所(村山昭範社長)に勤めるベトナム人の技能実習生2人が、国家検定である技能検定で、機械加工(数値制御旋盤作業)の随時2級実技試験に合格した。試験は外国人向けで、県によると、数値制御旋盤作業での合格は県内初。2人は5年間の実習を終え、11日に帰国する予定になっており、「富山で学んだ技術を母国で生かしたい」と意気込んでいる。 (野村達也)

合格したのはファム・タン・タウさん(28)とフイン・タン・ダットさん(28)。2016年5月に村山製作所に入社し、週5日の仕事をこなしながら、週末に講習を受けて技術を磨いてきた。日本語の勉強も自主的に続け、スムーズに会話できるレベルになった。

2人が受験したのは「数値制御旋盤作業」と呼ばれる機械加工の試験。高速回転する旋盤にプログラムを入力して複数の金属部品を作り、寸法の正確さや表面の滑らかさなどを審査した。2人は標準作業時間が5時間15分のところ、30分から1時間ほど早く試験を終えた。3月上旬に合格通知が届いた。

11日にベトナムへ帰国し、現地の企業で腕を生かす。ファムさんは「親切で熱心に教えてもらい感謝しかない」、フインさんは「学んだことをベトナムの人にも教えてあげたい」と話す。村山社長は「身に付けた技術は一生残る。母国でも活躍してほしい」とエールを送った。

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