頼みの実習生、入国ストップ 中部の企業、経営危機【中日新聞2021年2月6日】

水揚げした魚や貝をトロ箱に詰め、整理するインドネシア人技能実習生ら=福井県越前町で

水揚げした魚や貝をトロ箱に詰め、整理するインドネシア人技能実習生ら=福井県越前町で

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ビジネス目的を含む海外からの入国停止が続いている。外国人技能実習生も来日できず、労働力として依存してきた中部地方の企業からは悲鳴が上がる。識者は将来の国際的な外国人労働者の需要増をにらみ、待遇を見直す必要があると指摘する。
 「人手が足りなくて受けられる仕事は例年の半分。経営的にかなり厳しい」。愛知県一宮市で縫製会社を営む男性(56)は、そう言って声を落とした。
 この会社では、中国人の実習生を最大七人と、日本人社員一人で婦人服を生産してきたが、今年一月までに三人の実習期間が終わった。新たに受け入れる予定だったが、緊急事態宣言の再発令に伴い、一月十四日以降、中国やベトナムなど十一カ国・地域に認められていたビジネス目的の往来がストップ。人員を確保できなかった。
 日本人の職人は高齢化が進み、特殊な工業用ミシンの作業に就職希望者は集まらない。頼みの綱の実習生もコロナで来られない。男性は「誰も責められないが苦しい」と無力感をにじませた。
 越前ガニで知られる福井県の越前町漁業協同組合でも高齢化が進み、例年はインドネシアやベトナムから実習生約七十人を受け入れてき…
中日新聞Web

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ビジネス目的を含む海外からの入国停止が続いている。外国人技能実習生も来日できず、労…