豪華衣装まとい石見神楽体感 江津で外国人向け教室【山陰中央新報2021年1月26日】

衣装を試着し、ポーズを決める外国人女性=江津市江津町、パレットごうつ

島根県西部に住む外国人を対象にした石見神楽の体験教室が24日、同県江津市江津町のパレットごうつであった。ベトナムやタイの技能実習生たち21人が衣装を試着したり、代表的な演目を鑑賞したりして石見の伝統文化を体感した。

県西部の宝であり、日本遺産にも登録された神楽を、地域の外国人に正しく理解して楽しんでもらおうと、県や江津市などが共催。江津高校(江津市都野津町)神楽愛好会のメンバー13人が講師を務めた。

外国人は、石見神楽の代表演目である「塵輪(じんりん)」「恵比寿」「大蛇」の三つの登場人物やストーリー、衣装の特徴を聞いた後、高校生の舞いを鑑賞した。

金色の布で豪華に刺しゅうした重厚な衣装を身にまとい、舞い手の気分を味わったほか、大蛇の体を模した和紙製の蛇胴をくねらせ、とぐろを巻く演出方法も教わった。

来日4年目というベトナム人技術者、ライ・ティ・トゥーさん(28)=江津市二宮町在住=は「これまで神楽を見る機会はあったが、あまり関心がなかった。衣装を着たり、演目の解説を聞いたりして、面白く感じてきた」と目を輝かせた。