留学生・技能実習生を先輩が支援【新潟日報2021年1月18日】

新潟県内のベトナム人協会

オンライン会議をする「新潟におけるベトナム人協会」メンバー=2020年3月、新潟市中央区(同協会提供)オンライン会議をする「新潟におけるベトナム人協会」メンバー=2020年3月、新潟市中央区(同協会提供)

新潟県内在住のベトナム人留学生や技能実習生らを支援しようと、先輩ベトナム人が任意団体をつくり活動している。コメを配布したりスポーツ大会を開催したりして、新型コロナウイルスによる困窮や孤立を防ごうと取り組んできた。ウイルス禍でイベント実施は難しい状況だが「言葉や生活面など、さまざまな悩みの相談に乗りたい」とする。

団体名は「新潟におけるベトナム人協会」で、2020年3月に正式に発足した。県内の大学を卒業した元留学生らが中心となり活動する。協会によると、在日ベトナム人の増加を受け全国各地に同様の団体が設立されている。

理事長のファム・フォン・リンさん(25)=新潟市西区=は「特に支えたいのは、来日して間もない言葉に不安のある留学生や技能実習生」と説明する。自身も日本語の習得に苦労したといい、「生活に必要な銀行口座や携帯電話は(取り扱いを)説明する言葉が難しい。丁寧に教えてあげたい」と話す。

新型ウイルスの感染拡大で昨年の活動は制限を余儀なくされたが、アルバイトや仕送りが減るなどして困っている100人余りにコメを配布。サッカー大会も開催した。今年はベトナムの旧正月に当たる2月中旬に、お祝いに代えてオンラインミーティングを開く予定だ。

留学生の中には、困窮して失踪したり退学したりする例もある。リンさんは「夢を持って日本に来たのに、残念なケースもある。将来的には協会で奨学金制度をつくりたい」と語った。

新潟におけるベトナム人協会の活動状況は、フェイスブックで紹介している。問い合わせは電子メール、japan.vsin@gmail.com