実習生受け入れ 宗教に配慮 七尾の「けいじゅヘルスケアシステム」【中日新聞2021年1月9日】

神野正博理事長(右)から辞令を受ける介護技能実習生の3人=七尾市富岡町で

神野正博理事長(右)から辞令を受ける介護技能実習生の3人=七尾市富岡町で

礼拝用の祈禱室を用意、職員の研修も

七尾市富岡町の恵寿総合病院や福祉施設などを運営するグループ「けいじゅヘルスケアシステム」は八日、同グループ初の介護技能実習生を受け入れた。インドネシア人の女性三人で、イスラム教の信仰に配慮した設備を用意し、受け入れに備え職員の研修も行った。今後も受け入れを続ける意向で、人手不足の解消と相手国への技術提供を目指す。(中川紘希)

 デフィタ・ドゥイー・アンバール・サリさん(30)は七尾市津向町(つむぎまち)の介護老人保健施設「和光苑(えん)」で、アジェン・イェリア・ゲシさん(21)とユリア・ウルファ・ヘラさん(24)の二人は高齢者施設「エレガンテなぎの浦」で来週から本格的に働き始める。
 同グループは、受け入れのため宗教の違いに対応。エレガンテに隣接する和光苑の一室にイスラム教の礼拝用の祈禱(きとう)室を用意し、体を清めるための流し台も置いた。事前研修で職員は豚肉や飲酒の禁止、断食などの宗教上の決まりについても確認。一日に何度も行う礼拝も妨げないように時間を設ける方針だ。
 八日に恵寿総合病院で辞令交付式があり、神野正博理事長は「グループの一員になってくれてうれしい。未来にはインドネシアも日本と同じ高齢化になる。ここでケアの技術と心を身に付けて、国に帰っても多くの人を笑顔にして」と呼び掛けた。
 三人は昨年十二月に来日。新型コロナウイルス対策としてPCR検査を受け陰性を確認し、三年間働く予定。八日は七尾が大雪となったこともあり、デフィタさんは「自分の国より寒くて季節が不安。でも日本語と介護の仕事をしっかり学びたい」と意気込んだ。
中日新聞Web

七尾市富岡町の恵寿総合病院や福祉施設などを運営するグループ「けいじゅヘルスケアシステム」は八日、同グループ初の介護技能実…