災害時の避難方法を知ってもらおうと、和歌山市でベトナム人向けの防災セミナーがあった。市内で働くベトナム人ら約15人が参加し、熱心に耳を傾けた。
セミナーは防災用品の開発などを行っている一般社団法人「防災用品研究所」(和歌山市秋月)が主催。同研究所によると、ベトナムではほとんど地震がない一方、技能実習生などとして和歌山で働くベトナム人は増加しているという。南海トラフ地震に備え、防災の重要性を知ってもらうため企画した。
この日は、防災士の講師が東日本大震災時の映像を流しながら、「大地震の後は津波がくる可能性がある。高い所に逃げましょう」などと呼び掛けた。また、避難時に役立ててもらおうと、「安全な所に一緒に連れて行ってください」などとベトナム語と日本語で書かれた「緊急カード」も配布した。
毎日新聞
災害時の避難方法を知ってもらおうと、和歌山市でベトナム人向けの防災セミナーがあった。市内で働くベトナム人ら約15人が参…