入管法違反 コロナで帰国できず ベトナム人の男供述 長崎地裁公判【長崎新聞2020年11月11日】

偽造在留カードを所持したとして入管難民法違反の罪に問われた長崎市船大工町、無職、男性被告(21)=ベトナム国籍=の初公判が10日、長崎地裁(堀田佐紀裁判官)であった。被告は起訴内容を認め、3月に帰国したかったが新型コロナウイルス感染拡大の影響でできず、滞在費を捻出するために働こうとカードを入手した旨の供述をした。検察は懲役1年6月を求刑し、結審した。
起訴状によると、被告は9月、在留資格欄に「留学」、資格外活動許可欄に「許可」などと記載された偽造在留カードを所持した。
本人尋問などによると、被告は昨年9月に来日。広島県で技能実習生として生活していたが、帰国したくなって実習先の会社の寮を抜け出し、ベトナム人の友人を頼って来崎した。だが、新型コロナ禍でベトナム行きの飛行機が欠航となり、長崎に滞在せざるを得なくなった。当面の生活費と渡航費を捻出しようと、インターネットを通じて偽造の在留カードを購入。使うことはなかったという。
被告は「会社と日本に悪いことをした」と謝罪。判決は11月24日。

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