来日5年目のベトナム人実習生・ルアンさん 難関の技能検定取得【上毛新聞2020年9月28日】

賀川社長(右)、黒沢部長(左)から祝福を受けるルアンさん

 群馬県高崎市吉井町本郷のプラスチック部品製造の三進工業(賀川映之社長)で働くベトナム人男性の技能実習生、ブー・シー・ルアンさん(29)が国家技能検定「プラスチック成形(射出成形作業)」の2級を取得した。受験者はほぼ日本人技術者で合格率約4割という難関の突破に、同国大使館からも表彰を受けた。取得を踏まえ、特定技能への在留資格移行も見通せたとする同社は「社の大切な戦力」と喜ぶ。

射出成形は、金型にプラスチックを注入して成形する方法で、多くの製品に用いられている技術。検定は成形機や金型についてのほか、品質管理、安全衛生の知識も必要。学科と実技の試験があり、専門用語も含めて全て日本語での出題となる。

ルアンさんは3年間の技能実習の後、2年間延長し来日5年目。受験に向け、翻訳ソフトや辞書を使いながら過去問題で学ぶなど試験勉強を重ね、技能と言語の壁を突破した。努力の末の取得に「難しかったけれど、もっと張り切りたい」とさらなる技術の向上を目指す。

ルアンさんが指導に携わっている技能実習生3人は同検定3級を取得。賀川社長は「後輩の技能実習生の良き憧れになってくれている」と今後の活躍に期待を寄せている。