ワーキングホリデー外国人 人手不足の農家支える 頼りの実習生が来日できず 名寄【北海道新聞2020年9月26日】

ワーキングホリデーで入国後、名寄市智恵文で農作業をする外国人の若者たち。左端は地元の遠藤貴広さん。右から2人目は佐藤実紗妃さん

 【名寄】働きながら観光や就学ができるワーキングホリデー制度で入国した外国人の若者約20人が、名寄市智恵文(ちえぶん)の農家で農作業を手伝っている。智恵文地区は近年、農業の技能実習生を中国から年50人ほど受け入れてきたが、今年は新型コロナウイルスで来日できなくなり、人手不足に陥った。農家らは知人らを頼って求人情報を会員制交流サイト(SNS)で外国人らに発信。すると、新型コロナで働き口を失ったワーキングホリデー入国者が道内外から集まってきた。

■SNSで知る

 智恵文のスイートコーン畑で今月上旬、かっぱを着た外国人の若者たちが収穫作業を手伝っていた。トラクターを運転する農家の遠藤和子さん(67)が日本語で指示を出すと、小雨の中でうなずいて返事を送った。

 智恵文では現在、チリ、アルゼンチン、ドイツ、スペインなどから来日した20~30代前半の男女約20人が、個別に契約を結んだ農家約10戸で働く。地区に隣接する上川管内美深町内の借家数軒をシェアして暮らし、休日は旅行に出かけ、バーベキューも楽しむ。