転覆で不明の3人発見至らず 海保が専従捜索打ち切り【琉球新報2020年8月30日】

転覆した漁船を捜索する海上保安官ら=25日、宮古島市の伊良部大橋南側沖合(第11管区海上保安本部提供)

第11管区海上保安本部は29日、八重山漁協所属のマグロはえ縄漁船「博丸」(乗組員4人)の転覆事故で、行方不明となっている乗組員3人の身元を公表した。
漁船の発見現場周辺で同日、捜索を実施したが、3人の発見には至らなかった。今後は専従捜索を打ち切り、通常の哨戒業務と併せて捜索を続ける。

11管によると、行方不明になっているのは、糸満市の漁業田端純久さん(64)と、いずれもインドネシア国籍で石垣市の技能実習生テディ・マラウナさん(21)、ウディ・プルノモさん(22)の3人
同日の潜水捜索で海底から田端さんの衣類や船のコンパスなどが発見された。
22日に行方不明の通報を受け、巡視船や航空機、八重山漁協などの協力を得て捜索を行ってきたが、3人の発見には至っていない。
宮古島西の沖合で24日、転覆した漁船とともに発見、救助されたインドネシア国籍の男性(19)は搬送先の病院を退院し、自宅のある石垣市に戻ったという。

漁船は18日に那覇市の泊港を出港し、22日午後4時半ごろ、石垣島周辺海域から「約1時間後に石垣漁港に入港する」などと関係者へ連絡したのを最後に行方が分からなくなっていた。