技能実習生の声 /岡山【毎日新聞2020年8月24日】

 「奴隷同然の生活でした」。名古屋に勤務していた10年以上前ですが、外国人技能実習生のベトナム人女性たちの訴えを取材したことがあります。

 愛知県内の自動車部品会社で働いていた彼女たちは、会社が用意した6畳の部屋に3~6人で寝泊まりし、基本給は月6万円、残業代は時給400円の低賃金でした。
さらに仕事中にトイレに行くと1分当たり15円、職場の掃除を忘れると1回2000円の罰金が科されたといいます。

 パスポートは会社に取り上げられ、渡航前にはベトナムの人材送り出し機関に、保証金として100万円以上を預けていました。当時の同国の平均年収の約6倍に相当する大金で、親類などから借金して工面しました。円満に実習を終え返金してもらうためにも、仕事を放棄するわけにはいかない……。聞けば聞くほど、その劣悪な環境に驚かされました。

毎日新聞

 「奴隷同然の生活でした」。名古屋に勤務していた10年以上前ですが、外国人技能実習生のベトナム人女性たちの訴えを取材した…